【ダンス専科】への道 荒木靖博65歳 〜断念〜
暫くぶりです。
別の投稿でも書いて居るので気づいて居る人もいると思います。
4月6日の【ダンス専科】への参加やめます。
本当に残念で申し訳ない。
残念なのは自分。
申し訳ないのは振付や作品作りをしていただいて居る松本大樹さん。
そしてセッションハウスやその関係者のみなさん。
と、一緒に踊るはずだった仲間です。
申し訳ない。
2月3日に母が倒れ緊急入院しました。
17日に退院できて状態は良いんですが、92歳と言う年齢もありで、今月末から一緒に暮らすことになりました。
母は三重県、荒木は埼玉県。
転居や移動や手続きで仕事もきつきつの状況です。
ダンスなんかしてられないとは思いませんが、時間が取れないのと予定が組めない。
と言うことで断念しました。
これも65歳と言う年齢で踊って居る者につきものなのかもしれません。
介護や看護や両親や家族の諸々ことが襲ってくる。
仕方がありません。
今は母のことを考えて、落ち着いたらまた復帰することにします。
セッションハウスの伊藤さんに出られなくなる事を伝えたメールで、また行きます、ダンスがないと生きていけないのでと書きました。
大袈裟ではなく、そういうものってあるんじゃないかと思っています。
65代のダンス。
楽しみにしてた人がいたらすみません。
でも次は必ずあります。
「ダンス専科」への道 荒木靖博65歳 ③ 膝
4月6日に本番のある「ダンス専科」に出ます。
神楽坂セッションハウスです。
リハーサル的なスタジオレッスンが始まって1ヶ月くらいになりました。
今回はレッスン中に行っている動き(シークエンス)を踊るという作品です。
フロアでの動きが結構あるという話を以前にも書きました。
膝がね。
表題に年齢が書いてあります。
65歳です。
別に年齢は関係ありませんが、関節の変形などは加齢により増えてきます。
これはまあ自然の摂理ですから。
そういうものです。
荒木もいろいろなところが変形しています。
膝も、いや、膝ではなく右膝の半月板が薄くなっています。
レントゲンを撮ったら膝関節の裂隙が狭くなっているので、たぶんそうなんでしょう。
膝周りが変形していると、痛み出る事があります。
もう数年前からたまに痛みが出ます。
その度にストレッチをしたりしてやり過ごしています。
変形は治りませんが、ストレッチで位置関係は修正出来ます。
筋トレや体の使い方で、動きも修正できます。
位置と動きが修正できれば、痛みはある程度は消えます。
今はそんな状態です。
骨の変形があって痛みが出るのは普通のことです。
でも、普通だからと言って放ったらかしにはしません。
たまに、痛みがあるのは当然みたいな言い方をしますが、そんなことはないと思います。
痛みは状態を表している事が多いので、きちんとケアをして状態を良くしてあげる、元の状態に近づくようにしてあげる。
そうすれば、痛みの軽減もあるし、状態も悪化だけではないと思います。
腰にも変形があるんですよね。
実は首(頸椎)にも。
【ダンス専科】への道 荒木靖博65歳 ②
4月6日に本番のある【ダンス専科】。
神楽坂セッションハウスで踊るまでの道のりを書こうと思って二回目の投稿になります。
前回は1月16日でした。
土曜の夜に時間があったので、地区区民館を借りて自主トレをしました。
自主トレと言って何をするのかというと、床の上でストレッチをして前回もらった振り付けを何度か繰り返すという事です。
ストレッチはいつもやっているもので、床の上でゴロゴロしながら脊椎や肩関節・股関節・膝関節など動かしていきます。
筋肉を引っ張る感じではあまりなく、ただ体側は引っ張って伸ばしたりしますが、他は動かしながら緩めていきます。
40代くらいまではストレッチもそこそこに動いていたりしましたけど、50代くらいからは っくりストレッチして関節の動きを出して、筋肉を温めて緩めないと、すぐ故障します。
分かってるのに50代前半くらいまでは、そこそこストレッチで故障してました。
ばかですね。
で、今はストレッチのというか、筋肉温めて伸ばして関節を動かしてという時間を(自分の感覚としては)長めに取ります。
ま、20分くらいでまだ短いとは思いますが、それ以上やると今度は逆に筋疲労がおきて動けなくなったりします。
どうもしょうがないですね。
体が動きそうになったら、前回やった振りを動いてみます。
当然、動画を見ながらですね。
便利になりました。
昔は動画なんて撮れなかったので、覚えました。
いや、覚えると言っても、レッスン終わりに紙に書いて覚えてましたね。
紙にどうやって書くんだって思うかもしれませんが、人間追い詰められると色々出来るものです。
いや追い詰められていた訳ではなく、好きでやってただけですけど。
それも終わって少しインプロビゼーション(即興)で振り付けしたりしていました。
これは全くの趣味。
頭の体操で体の体操です。
動画を撮って残してあるものもありますけど、発表はなかなか出来ないですね。
また、作品創りをする時の参考になればと思っています。
出演します。 【 ダンス専科 】 @セッションハウス 4月6日
神楽坂セッションハウスで行われる【ダンス専科】に参加します。
4月6日(土)です。
ダンス専科というくらいだから踊ります。
土曜なので整体スクールはお休みにします。
昨年は舞台�パフォーマンスをお休みしていました。
ダンスよりも仕事を少し頑張んないとと言う事で、新しいホームページ(ランディングページ)作ったり、新春企画を立ち上げて募集をしたりしていました。
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新しいコースでの授業も始まり、新しいペーも動き出したので、今度は自分のメンテナンスです。
60代も半ばになると、ちょっとサボるだけで体は信じられないくらい動かなくなります。
週1くらいで自主練はやっていましたが、ストレッチと本当に簡単なバーレッスンくらいで、現状維持というよりは落ちていく勾配を少なくするって感じでした。
これだと精神的にもきつい。
その上、お正月から様々な災害や事故のニュースが毎日のように飛び込んできて、気が滅入ってしまいます。
こんな時は体を動かすに限ります。
自分一人で追い込むのは難しいので、パフォーマンスに参加する事にして体を追い込みます。
参加するのは松本大樹さんのクラス(シークエンス2024)です。
松本さんはリリーステクニックを駆使した美しい動きと、最近はフロアワークも取り入れたコンテンポラリーダンスです。
おじさんが頑張っているというように見えないように、きちんとした体になるよう頑張ります。
途中経過や近づいて来たら様子をお知らせします。
頑張りますので、応援宜しくお願いします。
この場合の応援は整体やアレクサンダーテクニークの予約や、整体スクール入学生の紹介です。
宜しくお願いします。
【 アカイクツ 6 】 @神楽坂セッションハウス
神楽坂セッションハウスで【アカイクツ 6】を観てきた。
【アカイクツ 6】は女性振付家ばかりの公演です。
数年前に荒木も友人女性の振り付け作品で出演させて頂いた事があります。
コンクリート打ちっぱなしの壁で柱の出っ張りもあるという、独特の雰囲気を持つ空間は、そこに居るだけで非日常を味わう事が出来ます。
少し久しぶりになったダンス公演を、少し感想を書いておこうと思います。
①池田家 『それはさておき、』
女性ばかり3人の踊り。
なんて事ない日常のような風景を切り取った作品。
女性が三人寄ればかしましい、なんて昔は言いましたが、女性独特の可愛さもあり駆け引き的なこともあり。
ちょっと大人なちょっとコケティッシュな魅力に溢れた作品でした。
個人的にはもっと音を無視しても良かったかと思う部分もありました。
音は雰囲気作りだけに使っても良かったかなと。
②GO GO 50's 『人生とはいとおかし 4』 〜昭和世代の私達〜
女性2人と男性1人。
それぞれがそれぞれの持ち味を活かしたソロ。
という名の自分の持ち場を表現。
男性のソロにはやられました。
正直、動かなくてもここまで世界観を作る事が出来るのかと。
女性2人は2人とも全く違う個性を、自分をそのまま活かして、自分の見え方を最大限に活用して振り付けしていたようです。
この人じゃなきゃこれは踊れないしこうはならない。
トリオのダンスは世界観そのものを作り出していました。
③ノリエハマナカ 『女のハードボイルド』
これぞソロ。
これぞハードボイルド。
空間を使い、自分を使い、色を使い、音を使い。
色のない世界と色とりどりの世界を描きだしていました。
一眼見て分かるカッコ良さの”押し付け”!(笑)
そこがまたこの年齢にしか出来ない表現を作り出していたと思います。
若い人がやってもサマにならない世界です。
④Haru 『Line』
打楽器の生音とソロ。
インプロ(即興)のような筋立てのあるような。
空間を打楽器として踊り場として表現する。
本当に楽しそうに身を投げ出して放り出しているのを見て、正直いうと少し怖いくらいでした。
大人のダンス公演でした。
どの踊りも年齢が若い人ではこの味は出ないし表現出来ない。
それぞれがそれぞれの持ち味を活かし、自分の持っているものを知っていて、自分の出来る事で表現を作っている。
見ていてグッとくるものがありました。
たぶん、自分は若い時に見ても分からなかったんじゃないかと思います。
この良さを知ってしまうと、もうダンスからは離れられません。
幾つになってもその年齢の踊りがある、はずだろうと思います、
ありがとうございました。
お疲れ様でした。
ダンス花 @セッションハウス
神楽坂セッションハウスで【ダンス花】というダンス公演を見て来た。
6組のダンサー達が踊る。
セッションハウス若手ダンサー支援プロジェクトらしい。
ダンスパフォーマンスはぼちぼち見るが、今回は少し感想を書きたくなった。
『ポッケ』という作品。
日大芸術学部洋舞コース在学中の女性三人による作品。
コンテンポラリーダンス。
作品云々もあるがこのダンスを見て、若いってのはやっぱり力だと思ったな。
若いというだけで(だけだという意味では当然ありません)、若いということが、力になっている。
”若い”が表現されている。
もちろん若いことを表現したい訳ではなく、若いを表現しようともしていないのは分かるが、若いことが滲み出てしまっている。
もちろん未熟という意味ではなく、若々しいという意味でもなく、若い時代の踊りを若い人たちが踊っているのを受け止められたと思っている。
良いなあ。
出来れば最後は踊って終わって欲しかった。(個人的な感想ね)
『自由の白鳥』
元宝塚の方。
分かりやすい表現ではあったが、言いたいことが溢れ出過ぎている印象があった。
好みの問題だと思う。
『嬬ウズ-juka-』
伊邪那美という女性の舞踏家による作品。
見応えある作品だが気になるとことがある。
舞踏をあまり見ていない自分からすると、速い。
動きがかなり速いと思う。
通常のダンスと比べれば殆ど動いていないように見えなくもないが、ただ、この世界観を表現するのならもっともっとゆっくり。
いや、ゆっくりする必要はないのかもしれないが、同じ振り数で3倍位の長さで表現してはどうかと思う。
指一本あげるにしても、そこに視線をじわじわ引き付ける時間と圧力が欲しかったと思う。
『Lachryphagy』
G-rayという男性二人のデュオ。
面白い。
とくに後半になるとこの二人の動きと関係性の世界に引き込まれて行くのが心地良かった。
音(音楽)の選択も今まで見て来たコンテンポラリーダンスとは違い、新しい何かを見せてもらったように感じた。
動きもテンポも振りの作りも音楽も、二人の関係性も見え方も見せ方も。
映像的に感じるものがあった。
ユーチューブやPVやMVなどの表現を感じた。
最後の女性デュオもそうだったが、寄り引きやカットの切り替わり、スピードの緩急、ストップモーションと動きの関係や高低差。
男性性や女性性も飛び越えるような、感じ。
などなど。
新しいスタイルのコンテンポラリーダンスを見せてもらったような気分でした。
『幻』
ジャグラーの方とピアノの生演奏。
何とも言えない世界観で面白くはあるが、自分の世界に入っているようで、そこが気になった。
ジャグリングはどうしても手元に意識が行きがちになるように思え、それを感じながら見ると、せっかく表現している面白みのある世界が見えずらい。
と感じた。
『Deeper,Silence』
N.motion Dance Projectという韓国のダンサーなんだろうか。
とにかくキレが良い。
クラシック曲で始まっているのに、そのキレの良さから違和感と安心感が生まれ、後半になって現代曲に変わってからは、疾走感とポップな感覚と人間臭さが出ていたように思う。
G-reyは男性デュオだったが、こちらは女性デュオ。
G-reyは女性的な世界観だったのに対し、こちらは男性的な世界観を感じた。
この二組は呼応している部分が多くあったように思う。
こちらも映像的な世界が感じられ、新しいコンテンポラリーダンスを見せてもらったような気分になった。
『 B,C & D 』 来週、5月20・21・22日パフォーマンス本番です。
来週、5月20・21・22日とセッションハウスのダンス専科という企画で踊ります。
振付演出は平原慎太郎さんと小松睦さん。
昨年、オリンピック開会式でお世話になりました。
オンライン視聴できます。
アーカイブも1週間見られますので、ぜひご覧になって下さい。
ダンスは3つのグループの作品です。
荒木はTEAM Cでセッションハウスクラスのメンバーとして出ます。
TEAM BとTEAM DはOrganWorksのメンバー。
曜日によって組み合わせの違うチームが踊ることになります。
TEAM Cは5/20 20:00,5/21 15:00,5/22 18:00 に出演します。
荒木の手持ちチケットは売れてしまったのでも、見ていただける人は直接申込下さい。
22日(日)はオンライン配信もありますので、東京までは行けないという人はオンラインで楽しんで下さい。
オンラインで見ていただける場合、イープラスに直接申込下さい。
(荒木の出るのは、5月22日18:00です。)
▽イープラス
『 B,C & D 』コンテンポラリーダンス・ショーケース >>>
セッションハウスに見にきて頂く場合。
▽セッションハウス mail@session-house.net
▽OrganWorks info@theorganworks.com
件名
「『B,C&D』チケット予約」とし
1お名前
2電話番号
3ご予約日時
4チケット種類、枚数
******************************************************
『B,C&D』 CONTEMPORARY DANCE SHOW CASE AT SESSION HOUSE
PRODUCED BY SHINTARO HIRAHARA
『B,C&D』
公演日時
2022年
2022年5月20日~22日
5月20日(金)20:00
5月21日(土)15:00/19:00
5月22日(日)14:00*/18:00*
※荒木は5/20 20:00,5/21 15:00,5/22 18:00 出演
※開場は開演の30分前
※22日の*回は配信公演を予定
出演者情報
BALA
池上たっくん 大西彩瑛 浜田純平 堀川千夏 村井玲美
TEAM C
CLASS OF SESSION HOUSE
荒木靖博 今泉かなこ 高梨玲 後藤愛佳 篠子琴里 鈴木亮祐 高杉みどり 樋笠理子 平石祥子 福島史子 森瑞晶 森田由依 薬師寺綾 吉田渚 渡邉茜
TEAM D
DE/CO.
池上楓子 大森弥子 小松睦 鈴木奈菜 高岡沙綾 鳥羽絢美
チケット料金(税込)
観覧チケット 前売 3,000円 当日 3,500円 学生 2,000円
オンラン視聴券 1,500円
公演構成:平原慎太郎 小松睦
チラシデザイン:株式会社クラネオ 写真:加藤甫
照明:石関美穂 音響:蓮子奈津美 舞台監督:鍋島峻介 配信映像:中島詩織 原綾香
記録映像:むらいカメラ 主催:株式会社クラネオ
企画・制作:株式会社クラネオ SESSION HOUSE
5月にセッションハウスで踊ります。 (チケットあります。)
5月下旬にセッションハウスで踊ります。
今回もダンス専科という企画でダンス作品に出演します。
振付演出は平原慎太郎さんと小松睦さん。
昨年、オリンピック開会式でお世話になりました。
ダンスは3つのグループの作品です。
我々は5月20日21日22日にTEAM Cでセッションハウスクラスのメンバーが出ます。
(TEAM BとTEAM DはOrganWorksのメンバー。)
曜日によって組み合わせの違うチームが踊ります。
荒木は5/20 20:00,5/21 15:00,5/22 18:00 に出演します。(5/20.22チケットあり)
荒木手持ちのチケットもありますので、見ていただける人は連絡を下さい。
22日(日)はオンライン配信もありますので、東京までは行けないという人はオンラインで楽しんで下さい。
荒木から買って頂ける場合は、メールで連絡下さい。(teate@nifty.com)
オンラインまたは別の回をご覧になる場合は、セッションハウスかOrganWorksに直接お申し込み下さい。
▽セッションハウス mail@session-house.net
▽OrganWorks info@theorganworks.com
件名
「『B,C&D』チケット予約」とし
1お名前
2電話番号
3ご予約日時
4チケット種類、枚数
******************************************************
『B,C&D』 CONTEMPORARY DANCE SHOW CASE AT SESSION HOUSE
PRODUCED BY SHINTARO HIRAHARA
『B,C&D』
公演日時
2022年
2022年5月20日~22日
5月20日(金)20:00
5月21日(土)15:00/19:00
5月22日(日)14:00*/18:00*
※荒木は5/20 20:00,5/21 15:00,5/22 18:00 出演
※開場は開演の30分前
※22日の*回は配信公演を予定
出演者情報
BALA
池上たっくん 大西彩瑛 浜田純平 堀川千夏 村井玲美
TEAM C
CLASS OF SESSION HOUSE
荒木靖博 今泉かなこ 高梨玲 後藤愛佳 篠子琴里 鈴木亮祐 高杉みどり 樋笠理子 平石祥子 福島史子 森瑞晶 森田由依 薬師寺綾 吉田渚 渡邉茜
TEAM D
DE/CO.
池上楓子 大森弥子 小松睦 鈴木奈菜 高岡沙綾 鳥羽絢美
チケット料金(税込)
観覧チケット 前売 3,000円 当日 3,500円 学生 2,000円
オンラン視聴券 1,500円
公演構成:平原慎太郎 小松睦
チラシデザイン:株式会社クラネオ 写真:加藤甫
照明:石関美穂 音響:蓮子奈津美 舞台監督:鍋島峻介 配信映像:中島詩織 原綾香
記録映像:むらいカメラ 主催:株式会社クラネオ
企画・制作:株式会社クラネオ SESSION HOUSE
舞台本番でした。 【アカイクツ】@神楽坂セッションハウス
舞台の本番でした。
今回は神楽坂セッションハウスで行われた、【アカイクツ】という公演でした。
セッションハウス・ダンスパレード2022という企画の一環で行われました。
【アカイクツ】は女性作家(振付・演出)に的を絞った企画で、以前、21フェスという公募企画で出演したご縁で話を頂きました。
頂きましたと言っても荒木はダンサー参加で、振付家である友人女性に連絡があり出演となった訳です。
この作品は3年前60歳の記念に出来た作品です。
3年前は「KA・N・RE・KI」という題名で踊りましたが、今回はその作品に続編を繋げ新たなヴァージョンとして出来上がりました。
" You can never hold back spring "
前半は森山良子さん後半はトムウェイツ、途中でビートルズのカヴァーが入ります。
それを60代が踊る。
なかなか見られない作品だったと思います。
最初のKANREKIから3年。
60代の3年ってどんなものか、詳しく聞きたい人は連絡ください。(笑)
もう笑っちゃうような感じですね。
面白いとさえ思います。
と言っても現実は痛みや忘却や可動制限や、アレコレに見舞われながらのリハーサルでした。
正月明けには1週間ほど腰痛でリハーサルを休んでしまいましたし。
根気よく指導してくれた友人には、本当に頭が下がります。
終わってセッションハウスの伊藤直子さんから言葉を頂きました。
景色が見えた。
日本ではこの年代(シルバー世代)の景色がなかなか見られなかったんだけど、やっと見えたのが本当に良かった。
画になっていたということかなと思います。
とてもありがたい事です。
年齢なりの画になっていた。
20年ほど前から考えていた事でした。
自分でも模索していますが、40代以降の大人のダンスがないように感じています。
いや、あるんでしょうけど、なかなか見たことがありません。
40代50代になっても20代や30代の時のダンスを踊っている。
バレエで言えばジゼルやロミオとジュリエットなど、年若な人が主人公のダンスをキャリアとテクニックがあるということで40代になっても、いやもっと後になっても踊ることがあります。
悪いと言っている訳ではありません。
でもやっぱりちょっと違うかなと思います。
テクニックもキャリアもある50代が、その年齢なりの人生を表現出来るような作品がないのが寂しい。
だから、40代くらいから自分で作る作品は、60代になっても踊れるかなというのは頭の片隅に置いています。
それが今回は見えた、と言っていただけた。
そういう作品のオリジナルキャストとして参加できた。
本当に嬉しい事です。
これからも多分踊ります。
いつまで続けられるか分かりませんが、踊ります。
どんな感じになっていくのか、自分でも楽しみです。
そして自分でも自分の年齢としての風景の見える作品を作りたいと思います。
写真は前日のゲネプロから抜粋。
TOKYO そらの下で
神楽坂セッっションハウスでダンスブリッジ2021伊藤直子監修公演 マドモアゼル・シネマ【TOKYO そらの下で】をみて来ました。
いや圧倒されました。
マドモアゼル・シネマはセッションハウスの座付きダンスカンパニーのようなもので、女性ばかりのダンスグループです。
何度か拝見したことがありますが、今回はとくに圧倒されてしまいました。
観た直後のツィートとフェイスブックに殴り書いたのを書いておきます。
苦しそうなのに楽しそうで
生き生きして力強く
後ろを振り向く時も前に進み
心を握り締めながら笑っている。
女子には勝てない。
繊細でか弱くて抜け抜けと力強く可憐で妖しく一生懸命で素敵な女性たち。
勝てない。
どちらも勝てないで締められています。
マドモアゼル・シネマは女性にしか表現出来ない事を表現していて、ホント勝てないと思います。
可憐なのに大胆で力強いとか。
繊細なのに大雑把だとか。
清楚なのに大人びているとか。
無骨なのに、妖しい色気があるとか。
さまざまな事の両面を併せ持ち、それが一つの魅力になっている。
男には難しい芸当だと思っているんです。
大胆で力強いとか。
スマートで紳士だとか。
洗練されて大人だとか。
男性は同じような側面は表現できると思うんです。
でも違う側面を同時に併せ持つのは本当に難しい。
例えば70を超えて老齢期に差し掛かった男性ダンサーの動きに、繊細で大胆、洗練されてスマートなのに子供のような何かを感じることがたまにある。
でも壮年期のおじさん年代のダンサーにはあまり感じたことがありません。
偏見なんですかね。
でも、こういうところがダンスの面白さでもあると思います。
※写真は許可のあったカーテンコールとその後です。