ダンスフォーラム アキオキムラ先生とエクササイズ
先日、北浦和にあるダンスフォーラムにおじゃまして、アキオキムラ先生のダンス・エクササイズを体験して来ました。
荒木が35年ほど前にダンスを始めた時、同じスタジオグループにいたアキオさんは雲の上の人でした。
ジュンキョウヤ先生(後のエムザブロウ先生)の教え子のうちの数人だけが、カンパニーメンバーとして舞台に出たり指導をしていたりしていました。
後にアキオさんは独立し遠藤彩子さんとスタジオを持ちますが、そのスタジオがダンスフォーラム。
何度か舞台を拝見しました。
そして現在も多くの後進を育てていらっしゃいます。
そんなアキオさんからメールを頂きました。
「『カラダの地図』で疲れ・不調・故障が消える!」を読んだところ、アキオさんが考えていることと共通することがあり、その考えていることを具体化して30年ほど伝えているエクササイズを見てくれないかとのことでした。
もちろん!
アキオさんが読んでくれるなんて思ってもみなかったし、憧れのダンサーでもあった方からのお誘いでしたので、すぐに返事をしてスタジオに伺うことにしました。
着くなりエクササイズやるけど一緒にやる?と聞かれ、それならとスタジオで一緒にエクササイズをさせてもらいました。
筋膜を意識したエクササイズになっている。
というのが最初の印象でした。
それを言葉ではなく体の使い方や意識の仕方で体に教えるような方法です。
筋膜を上手くストレッチしたり、動かしたり、つなげたりするために、体の中心(芯)を意識させて使ったり。
肩や腕や頭などの重さを意識させたりしているようでした。
バランストレーニングもバランスを取るよりは、立つこととストレッチを組み合わせたり、ストレッチと関節の動きを組み合わせたりしているようでした。
バレエのバーレッスンだと体の周りの大きな筋肉を使いがちになるところや、ジャズダンスのエクササイズだと筋肉運動になりがちなところを、関節を動かすことと筋膜を意識させることでクリアしているようでした。
筋膜を意識してねとか、筋膜のつながり全体を伸ばすとか、脱力してとか、そんな風に直接言葉がけをしたり注意やアドバイスするのは簡単です。
でも直接的な注意だと出来ないことが殆どです。
それを別の言葉を使いながらやっている。
脱力して下さいねとは言わずに、脱力させたまま動くのって、言葉で言うのとは裏腹にとても難しいことなんです。
それをすんなりやっている印象でした。
本人は別のことを考えて、指示したり言葉がけをしたりしているみたいでしたけど。
1時間くらい動いて終わってみると、関節という関節の隙間が広がり、筋膜がストレッチされて、とても動きやすくなっているのが分かりました。
終わってそんな話を少しさせてもらうと、へ~そうなんだぁとうなずいて頂きました。
関節や筋肉に着目したエクササイズは沢山あると思いますが、筋膜が気持ちよくストレッチされるようになったエクササイズは初めてだったと思います。
コンテンポラリーダンスのフロアエクササイズとはまた違った伸び方も面白いと思いました。
ありがとうございました。
終わった後の二人の写真を貼っておきます。
どうみても普通のおじさん二人。
これが動けるんですよね。(笑)
面白いです。
ダンスフォーラム
埼玉県さいたま市浦和区元町2-22-12048-877-6885
月曜日~土曜日 9:00~20:00
HP : https://www.danceforum.jp/
※「カラダの地図」で疲れ・不調・故障が消える!(さくら舎刊) 全国書店・アマゾンなど通販で発売中 >>>