パーソナルトレーニングとソロキャンプ
会員制スポーツクラブが流行り出したのはバブルの頃だったと思います。
だから多分30年位前だったと思います。
当時も平日休みの仕事だったので、平日昼間にスポーツクラブのダンスレッスンに行っていました。
最初の頃は圧倒的に女性が多かった。
もちろん平日の昼間なので、仕事のある男性(が多かった)は昼間に行くことが難しかったということはあるかもしれません。
それにしても圧倒的に女性が多かった記憶があります。
その後、20年位前からパーソナルトレーニングが流行り出しました。
流行るというよりも、人気が出てやる人が増えてきたということです。
これは本当に受けているのは女性ばかりでした。
今もですけどダイエットや体型維持や体型を作るために、パーソナルトレーナーについてトレーニングをしたり食事の管理をしたりするのは女性です。
そして今、ソロキャンプです。
これも女性が増えてきました。
どちらも意外にお金がかかります。
お金をかけないでも出来ることもありますが、やらないよりは掛かっている。
30年位前にスポーツクラブに女性が大挙するようになった時に考えました。
どうして女性ばっかり?
男性よりもお金が余っている訳ではないと思います。
なのに何故。
きっと、「体に回帰」しようとしているんだろうと思いました。
体を動かすことが減っています。
それは30年前も今もです。
例えば50年位前やもっと前。
人の移動は歩くか走る。
ここまで車や電車や交通機関が発達してた訳ではありません。
体を使うことが少なくなった。
それだけ文明や文化が進展したってことです。
良いことですね。
でも体は使わなくなった。
人はたぶん体を使って捕食し生きていくように進化して来ています。
それが使わなくなると、具合が悪くなるということでしょう。
だから、体に回帰する、体を使う、スポーツクラブで体を動かす。
ソロキャンプ。
どうなんでしょう。
どうなんだろうと思いました。
ソロキャンプはどうしてここまで流行ってきているのか。
SNSなどで喧伝されるということはあります。
でも、見聞きしただけで皆んなが行く訳ではありません。
自然が足りない。
人と関わり過ぎている。
ってことなのかなと思います。
どんなに管理されたキャンプ場でも、都会よりは自然です。
(自然とは管理できない、人の力ではどうしようもないことを含んでいる場やものやこと)
何が起こるか予想が出来ない。
コントロールされていない状況が目の前で展開されていく。
(実際には都会でもそうなのかもしれませんが、そうは見えないように錯覚している。)
そんな自然が足りていないのかなと。
そして人。
毎日毎日。
隣にも前にも後ろにも人がいます。
人と関わりなく生活するのは難しい。
だからたまに、”ソロ”になりたくなるのではないか。
そんなことを考えました。
そうなのかもしれないし、そうでないのかもしれません。