丁寧な日常 ~ 楽な体の使い方 ~
患者さんと体の使い方の話になった。
呼吸のレッスンを荒木も信頼している先生から受けている方だ。
呼吸は誰でも日常的にしていることなのに、考え始めレッスンを始めると難しい。
意識的にも出来るし意識しなくても出来る。
意識しないでやっているし意識してもやることがある。
意識しないでやっている事を意識してコントロールする。
これアレクサンダーテクニークと相通じる部分があると思っている。
だからなのか、その呼吸の先生の言っていることが、アレクサンダーテクニークでも言われていることと重なる。
ま、それは良いとして。。。
体の使い方の話になりました。
そこで幾つかの提案というか参考になるかなと思った事を話しました。
体全体とアレクサンダーテクニークでは言ったりします。
私の場合は、200ある体中の骨を全部動かしましょうとか、体中の筋肉を少しずつ全部使いましょうとか言います。
使っている手や腕だけでなく、土台となっている脚や足、胴体なども動いていることをイメージしてと言ったりします。
体に備わっている骨や筋肉や関節を、一つ一つ忘れないで使ってあげる。
そうすると何となく丁寧な体の使い方に感じます。
コップを置く時に、ゴンッ!と音がしていたなら、音がしないようになります。
歩く時にバタバタ足音がしていたのが、足音がなく静かに歩けるようになります。
椅子に座る時に、ドンと座面に落ちるようにしていたのが、ゆっくりふんわり座れるようになります。
音をさせないようにとか、ふんわりとか思わなくても、体の関節を全部使ってみようというイメージだけで変わったりします。
やろうとしている目的だけに気を取られて、体の他の部分を忘れないように。
丁寧な日常になると、体も楽に使えるのかなと思います。