前職では経営計画を立てていました。
荒木の話です。
てあて整体院を開業したのが2001年。
てあて整体スクールを始めたのが2004年。
その前は何をやっていたかと言うとサラリーマンでした。
サラリーマン時代は長く紳士服の流通小売業の本社で仕事をしていました。
入社後2年弱で最初に本社に異動した時は、外国部という部署で少量でしたが輸入実務と海外事務所のケアをしていました。
その後に移った部署では商品管理をやりました。
紳士服の流通小売とは要するに全国展開の洋服屋さんのチェーンです。
商品管理とはその洋服屋さんの店舗の商品の在庫や仕入れや売上や値引きやロスなどを管理する部門です。
担当していた部門の店舗は最初は2店舗でしたが、後に別会社として独立し100店舗くらいになり130億円まで売上を伸ばしました。
独立した後は業務推進室という部署に異動、その会社の年間売上や在庫管理などをしていました。
売上や在庫の計画は店舗別商品別月別に積み上げて行きます。
お店毎の収益計画を立ててそれを集計し、そこに本部の経費などを加算して会社全体の計画にします。
計画はコンピュータに入力され、店舗別月別に予算と実績が出て、その管理をしていました。
書いていてびっくりしますね。
そんなことやってたんだと思います。
2001年に開業した時にはだから、自分の店の収益計画を立てました。
収益計画は売上と経費に分かれます。
でもその前に事業計画を立てました。
年度別に今年の目標は何しようと考え、それを達成するためにやることを決め、それを月別に落とし込んでいきます。
その後で売上と経費の計画を立てる。
売上は月別メニュー別に分かれていて、それを積み上げます。
メニュー別とは整体でいくら、セミナーでいくらというような細かい計画です。
整体の売上の計画はコース別に月別に計画して決めました。
経費も同じで月別に項目別に立てました。
毎月終わったら集計して予実の管理をしようと思ってましたが、実際にはそこまではしませんでしたね。
そこまでする時間がなかった。
でも一年間が終わったら集計してみていました。
最初に考えた計画と違っていたのかどうだったのか。
たしか5年位はそんなことをしていた記憶があります。
お恥ずかしながら今はしていません。
今は年間のキャッチフレーズを立てるくらいで、数値計画は立てていません。
どうしてでしょうね。
そういうことをしても良いんですが、もうそうしなくても良い時期なのかと思ったりもします。
もっと規模を大きくしていくのなら必要でしょうけど、今は身の丈にあった仕事をしているので、それほど細かい計画や管理は必要ないのかもしれませ。
でも、これから開業する人は必要だと思います。
開業して数年は計画を立てて実績と照らし合わせる。
それを数年続けていると、自分がどれくらいの規模の売上があって、どれくらいの経費を使っているかが分かります。
そう言えば今も毎月、経費の計算だけは必ずしています。
会計ソフトへの入力を会計士任せではなく自分でやることにしています。
これは自分の仕事の規模(金銭的な)を実感として分かるにはとても良いことです。
個人事業でやっている人は、毎年一回確定申告の時に経費をまとめていると聞きますが、それだとちょっと大雑把すぎるように思います。
事業計画や月次年次の収益計画の立て方は生徒さんにも教えています。
そんなに難しいことではありません。
基本的に足し算引き算だけで出来ますから。
あとは積み上げの方法を知っているだけで大丈夫。
気になる人は聞いて下さい。