最近の整体業界
整体師になりたい人は増えているように思います。
整体学校や整体スクールは増えている様な気がするし。
そこに通う人も増えているように思います。
ただ、何か少し気になる。
増えている整体師と増えていない整体師がいる。
整体師に大きく二種類いるとすると、一方は増えていて、もう一方は増えていない。
リラクゼーションや雇われ整体師は増えていると思う。
そしてこの雇われ整体師やリラクゼーション系の整体師を、一般的な整体師と思っている人が多いような気がする。
その一般的な人たちは就職率を謳い文句にしている整体学校や整体スクールに向かう。
これに対し開業系や調整系の整体師は増えていない様に思う。
ただ、だ。
雇われ整体師やリラクゼーション系の整体を、調整系の整体と考えているんじゃないかと言う気がする。
ようするに、就職しても整体は整体で、調整するような事をしているんじゃないか。と思っているような。
整体に対する認識に少しズレがあるような気がしている。
開業や調整を謳い文句にしている整体学校や整体スクールは殆どない。
それは就職を目的の一つとして整体師を目指す人が多いからかもしれない。
でもなぁ。
本当にそうなんだろうか。
リラクゼーション系や揉みほぐし系の整体師になりたいんだろうか。
それが将来の希望なんだろうか。
揉みほぐし系やリラクゼーション系と調整系は全く違うと思う。
やってる事が違う。
ファストファッションとセレクトショップみたいなもので、どちらも必要でどちらも大切だけど、やってることは違うんだよなぁ。
整体師として開業して、どうやれば成功するか
究極の問題ですね。
どうやれば成功するのか。
答えがあば皆んなやってる。
確かにそうです。
整体師を25年くらいやってきて、沢山の人が開業し沢山の人が廃業していきました。
自分の周りにはありがたいことに、長く続けている先生が沢山います。
成功している先生に、共通する事と共通しない事があります。
共通しない事は、年齢・性別・キャリア・手技・立地・開業形態・地域、患者さんの層・得意な症状などです。
ようするに皆んなバラバラで何も共通項はない印象です。
ただ、一つだけ共通する事があります。
何か一つこだわりがある。
曲げない部分がある。
そしてそれを続けている。
意外に難しいです。
調子が悪くなると変えてみたくなる。
でも、そこをあえて曲げない。
失敗しない方法はやめないこと、と誰かが言いましたけど、本当にそうかもしれません。
一箇所だけちょいっとやって治る事はあるのかどうか
結論から言うと
あります。
えっ!と思うかもしれません。
でも本当です。
一箇所だけ調整して、痛みや症状がなくなったり改善したりする事はあります。
でもね。
そう言う手技はすぐには身につきません。
基本的な手技が身について、体の使い方や手指の使い方、目のつけどころや立ち位置、患者さんとの間合いが出来るようになって、患者さんの体も分かり変化も分かるようになって、初めて使える様になります。
全くの素人がすぐに出来るようになるものではありません。
そしてもう一つ。
一箇所だけ調整して、痛みや症状がなくなったり改善したりする事は、あります。
でもいつもいつも、必ずそう言う効果が出るものではない。
なんの効果もない事もあります。
でも、変化は一瞬で起こる事が多い。
痛みが軽減していく時も、ある一瞬に痛みが減り始めます。
また、ある一瞬で痛みが消えることもある。
でもそれまでは何の効果もないこともあります。
魔法の手技はあります。
というかどんな手技も魔法の手技です。
現代に生き残っている手技には、効果は必ずある。
でも、魔法が効く時と効かない時があります。
それは手技の問題よりも、使っている先生の問題が大きいと思います。
まずは自分の核となる軸となる手技を身につけましょう。
出来れば体全体を診る事が出来る手技です。
そして最低でも3年は同じ手技を使って下さい。
自分の基準となる手技を身につけます。
その上で一瞬で変わる経験を積んでください。
そこから始めないと、すぐにボロが出る整体師になってしまいます。
指針整体
ししんせいたい
指針整体と書きます。
指を針に見立ててこんな風に荒木の師匠が名付けました。
言い得て妙だと思います。
ルーツは日本の古武術に由来している、かもしれません。
師匠の師匠がお亡くなりになられて、ルーツを聞くことができなくなりました。
ただ、現在もある古武術の活法に、「指を当ててパッと離す」という手技があります。
順番や指を当てる場所も似ています。
たぶん、それがルーツだろうと思っています。
定かではないので、スクールに見学にいらした方にはお知らせしますが、ここでは控えさせて頂きます。
勿体ぶっている訳ではありませんが、確定していないものを公表はできません。
ただ、古くからある日本のものだろうというのは間違いがないと思います。
力を使わない整体です。
ぎゅうぎゅう押したり揉んだり、体重をかけて押圧したりしません。
トントンと軽い刺激を全身をめぐる経絡に入れていきます。
受けている最中から体がポカポカしてきます。
気持ちが良くてうとうとします。
終わると体や筋肉が軽く動きやすくなります。
大きな歪みは整います。
力を使わないのに効果があるのには理由があります。
力を使わないことで患者さんに負担が数なく、筋疲労や毛細血管に損傷が起きません。
揉み返しがなく、体が軽くなるのはそのためです。
俯せと仰向け、全身に刺激を入れるので、全身の血流が良くなります。
このことで疲労物質が流れ、終わった後から体の状態が良くなっていきます。
(全身の細胞に血液が行き渡り、疲労物質が流れる)
体の縦方向に刺激を入れていくので、脊椎周りの筋肉が緩み、大きな歪みは取れていきます。
トントンと軽い刺激を入れていくので、自律神経が整いリラックス状態になります。
そのことで筋肉が緩み体が柔らかく軽くなります。
同時に軽い刺激は神経と筋肉のつながりを良くし、体が動きやすくなります。
指針整体は力を使わなくても良い整体ではなく、力を使わないことが効果をあげる要因になっている整体です。
だから安心してトントン刺激を入れていけます。
指針整体だけを学ぶコースを新設しました。
指針整体専科です。
スクールの午前か午後の通える時間に16回。
安心して出来る効果の高い他にはない整体を身につけて下さい。
詳しい内容はこちら↓のページです。
コースと授業料 >>>
整体師の就職と開業の違い
整体師も大きく分けると二種類になります。
就職する整体師
開業する整体師
どう違うんでしょうか。
同じ様に感じているかもしれませんが、けっこう違います。
就職すると殆どの場合は、自分の判断で施述の内容を変えられません。
それぞれの先生に患者さんを全面的に任せる整体院もないことはありませんが、求人を出している殆どの整体院は患者さん(お客さん)にする施述内容が決まっています。
そして時間もおよそ決まっていることが殆どです。
60分ではこれ、90分ではこれ。
整体師に裁量権は殆どありません。
あるとしても患者さん(お客さん)の言う、強くして弱くしてに合わせるくらいです。
開業すると全く違います。
整体の内容、その日の組み立ては全部自分で決めます。
誰の指示も受けません。
就職する整体師と同じ手技の種類であったとしても、やっている事は違ってきます。
時間もおよそは決まっていますが、完全に一緒ということはありません。
もちろん、メニューちして時間を決めている場合は違います。
とは言えその時間も自分で決めたものです。
患者さんの言う事は基本的には聞きません。
施述内容は整体師の専権事項です。
今の状態を改善させるための方法は、患者さんの好みではなく整体師が決めます。
その整体院に行くかどうかは患者さんが決めますが、来た患者さんに何をするかは、整体師が決めます。
就職した整体師と開業整体師では、やっていることがかなり違います。
どちらをやりたいかは人それぞれです。
てあて整体スクールは副業や開業も目指せる整体師を育成しています。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-Amail:teate@nifty.com
LINE:https://lin.ee/H5NyjYT
踊る人のためのカラダの地図 WSやります。
昨年、好評をいただいた「踊る人のためのカラダの地図」」ワークショップをやります。
大人バレエや趣味のダンスをしている人
だけでなく、ダンサーやダンスを指導している先生も
カラダの地図を見直しましょう。
人は自分にとっての体の地図のようなものを頭の中に持っています。
体はこんな風になっている。
腕はここから動く、使う。
脚の付け根と言えばココ。
軸はこの辺りを通っている。
でもそれ、本当にそうだろうか。
外見から見た人の体と中にある骨や関節の位置はちょっと違います。
それに、腕や脚や胴体や肩や首や頭など、名前がついている場所と、実際の動きのユニットは違うかもしれません。
腕は肩から先の細長い部分についた名前ですけど、腕を動かす筋肉は胸の中心から始まっているし、骨も首の下から始まっています。
言葉に引きずられたり、見た目からの情報で、間違ったイメージが植えるけられているかもしれません。
それを見直すだけで動きが変わります。
びっくりすぐくらい違うかもしれません。
なるほどねぇってくらいの違いかもしれません。
でも違いは殆どの人にありました。
このワークショップを受けて、今よりも動きやすい体になって下さい。
アレクサンダーテクニーク教師歴10年、ダンス歴40年近くの荒木が解説します。
この内容は現代舞踊協会でも多くのダンサーに聞いてもらいました。
踊る人のためのカラダの地図
日時:4月21日(日)10:00-12:00場所:てあて整体スクール(西武池袋線大泉学園 8分)
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
料金:12,000円
問合:mail. teate@nifty.com
LINE. https://lin.ee/H5NyjYT
メールの返信
メール返信の話です。
最近の傾向なんですが、スクール資料請求などされた方に資料郵送のお知らせを出したり到着確認のためにメールをしたりすると。
返信が来ません。
もう、殆ど来ません。
メールの返信はした方が良いです。
郵送のお知らせについては、仕方がないのかもしれません。
AIなどで自動的に送られているメールと誤解されている可能性があります。
でも、到着確認のメールには返信がした方が良いです。
これもAIなどで自動的に送られていると判断されているんだろうかとも思います。
それにしても返信しておく方が良いと思います。
理由を書いておきます。
昭和な呟きに聞こえるかもしれませんが、大切なことだと思っています。
気合いと根性の話ではありません。
整体師やセラピストは患者さんやクライアントさんとコミュニケーションをする仕事です。
コミュニケーション=通じ合いを通して、患者さんやクライアントさんの体に変化を起こします。
コミュニケーションの基本は応答です。
応えることです。
よくコミュニケーションはキャッチボールに例えられます。
キャッチボールは捕球という意味です。
ボールを捕る受けるという意味です。
けしてスロウボール=投げるボールではありません。
一方的に情報や意思を伝えるだけが、コミュニケーションではないということです。
何か言われたら応えることです。
返信や返事をすることで、情報が来たことが相手に伝わります。
ここでコミュニケーションが成立します。
コミュニケーションが成立しないと整体は出来ません。
だからコミュニケーションの練習として、メールには返信しましょう。
整体師やセラピストはそういう仕事です。
来週は名古屋です。
来週、3月19日から22日までは名古屋教室で授業です。
整体やアレクサンダーテクニークも受け付けています。
今月はバスを使って名古屋まで行きます。
途中、天気が良いと富士山が見られます。
なぜだか富士山を見ると得したような気分になります。
富士山の近くで住んでいる人はどうなんでしょうか。
いつも、見ると写真を撮ってしまいます。
これは去年、足柄SAで撮った富士山です。
どうやって撮っても美しい。
今回はどうなんでしょう。
楽しみに向かいます。
てあて整体スクール
愛知県名古屋市千種区今池 2-1-16-408mail:teate@nifty.com
LINE:https://lin.ee/H5NyjYT
※名古屋教室は現在、生徒募集をしていません。
整体師の開業 開業を決めたら最初に考える事
整体師やセラピストとして開業や副業をしようと思ったら。
最初に考えなければいけないことがあります。
整体やセラピーで何をしたいのか。
整体やセラピーで開業や副業にするのは、手段です。
自分が何をやらいたいのか。
もし開業が目的なら、なぜ、整体やセラピーで開業するのか、を考える必要があります。
どうしてこれなのか。
整体やセラピーで疲れている人を癒したい。
仕事でいっぱいいっぱいの20代女性を助けたい。
体に無理が効かなくなって来た50代の男性を楽にさせてあげたい。
子育てが大変なお母さんを少しでも楽にしたい。
ダンスの故障の悩みを解決したい。
どんな人をどうしたいのか。
何(目的)を提供したいのか。
そこを考えるのが最初です。
それがなければ、開業形態も決められないし、店を借りるにしてもどこに借りるのか決められません。
営業時間やメニューや内装やユニフォームなども決まらない。
宣伝をするにしてもどの媒体を使うのかが決められません。
全て目的に沿った内容にしなければいけません。
開業を決めたら、開業で何がしたいのかを考えます。
そこを突き詰めておくのが最初です。
※開業や副業もできる整体師になりたい人が学んでいます。
てあて整体スクールの特設サイト >>>
https://teate1.hp.peraichi.com
枕の高さはどれ位が良いんでしょうか。
たまに聞かれます。
枕の高さはどれくらいが良いですか?
高い方が良いですか?
低い方が良いですか?
なくても良いんでしょうか?
人によって時によって違います。
荒木の答えはこうです。
なんだぁって感じです。
これじゃ答えになっていない、と思う人もいると思います。
でもこれ仕方がないんです。
事実ですから。
疲れている時と疲れていない時では、同じ人でも筋肉の硬さが違います。
また、人によって骨格も筋肉の量もつき方も違います。
胸板が厚い人もいるし、胸が薄い人もいます。
首の前湾がきつい人もいるし、ストレートネックの人もいます。
その時その時で首や肩の筋肉の状態も違う。
だとしたら、その時その時で筋肉が緩むような高さや硬さは違って当たり前です。
同じ訳がない。
だから、人によって時によって違います。
仰向けに寝て、枕を入れて、首肩の筋肉が脱力するかどうか。
引っ張られるような感覚がないかどうか。
そんなことが選ぶ・決めるポイントだと思います。
そして、それが合わなくなることもあると思います。
状態が変われば枕の高さも硬さも変わって当然。
首肩の状態が良くなれば、どんな枕でも大丈夫な事もあると思います。