触れる
毎日、いろいろなニュースが流れてきて、何を信じて良いのか分からない。
なんとなく追い詰められているようで、知らず知らずのうちに呼吸が浅く息苦しくなっている。
そんなことありませんか?
気が付いてみると自分自身がそんなことになっていそうで、いかんいかんと自分の状態を確認するようにしています。
ストレスをためないようにとか、硬くならないように緊張しないようにとか。
それはなかなか難しいものがありますね。
人は様々な刺激や環境の変化に対応します。
知らず知らずのうちに対応する体の反応や変化は、生存戦略上良い反応だろうと思います。
ただそれが、ずっと続くのは良くないことがあるかもしれません。
ストレスが溜まったり緊張が続いたりしたら、それに気が付くことがまず第一歩。
気が付いたらそこから別の対処を考える。
ストレスが抜けないか。
緊張が抜けないか。
反応を止めようとするよりは、反応した後に対処するってのが良いのかと思います。
圧迫刺激と接触刺激は哺乳動物にとって快刺激と聞いたことがあります。
人に触れられたり圧迫(ハグ)されたりするのは、気持ちが良いということです。
ところが日本は人に触れる機会が圧倒的に少ない。
それが今回の感染症の拡大を抑えている一因でもありますが、一人一人の体にはまた別のことも起こっているのではと思っています。
「触れる」だけで安心したり緩んだりすることがあります。
これは20年近い整体師としての経験則でもあります。
外では人とはソーシャルディスタンスを取る必要がありますが、家の中で誰かがいたら触れる機会を増やしてはと思っています。
とは言え、家族とは言えなかなか触れることは出来ません。
なので触れる方法をちょっとお知らせします。
・一人がうつ伏せになる。(これで面と向かわなくて済む。)
・もう一人は隣に座ります。
・手の平を背骨の上の方(首の下あたり)に当てます。
・肩の力を抜きます。(手の平を当てている人です。座っている人)
・そのまま手の平を腰まで滑らせます。
・ゆっくり三回くらい。
・手の平を背中の盛り上がった部分(胸の後ろあたり)に置きます。
・数分くらいそのままに。(肩の力を抜いて)
以前、セラピスト向けにやった手の使い方の講座の時の写真です。
だいたいこんな感じで手を置きます。
座っている人が胸に手を置いているのは、自分が緊張していないかを確認するためです。
なかなか家族でもこれは出来ないって人は、家で出来るストレッチをまとめたページを作りました。
意外に面白いのでやってみて下さい。
以下のリンクから飛べます。
今日もストレッチ >>>