宣伝広告と営業について
てあて整体スクールの授業にも開業講座というのがあります。
通常授業とは別に課外授業として行っています。
開業講座は開業前と開業後に分かれていて、開業前には開業を考える時に最初にしなければいけないこと、開業準備に必要なことなど話します。
そして開業後。
患者さんを診ながら長く整体師として生きていくために、なにをしていくべきなのかの話をします。
開業後に最初にしなければいけないのは、整体ではありません。
先ずは宣伝。
患者さんになる可能性のある人たちに、自分の整体院がオープンしたことを知ってもらわなければ、もしくは自分が整体師として様々な痛みや不調に対応していることを、多くの人に知ってももらわなければいけません。
誰も知らなければ、開業しても整体院をオープンしても、患者さんを診ることは出来ません。
だから宣伝です。
宣伝広告。
営業的なこともあるかもしれません。
ここで、整体とは別の話をします。
最近、整体スクールの見学申込や問い合わせフォームに、営業の書き込みが増えています。
印象としては5月に入ってから。
最初の頃は外国人の名前のような会社名のような”人”からの書き込みでした。
このところは個人名で書かれています。
内容を少し読むと、会社の営業です。
がっかりします。
そして少し腹が立ちます。
問い合わせフォームに営業の書き込みですから、全く関係のない書き込みということになります。
一度など問い合わせフォームに自動的に営業的な書き込みをする会社の書き込みもありました。
何を考えているんだろうと思います。
最近の電話営業でも同じようなことを思うことがあります。
とにかく数多く電話をかけて、とりあえず話をしてみる。
ホームページの営業なのに、ホームページを持っているかどうかも調べず、検索順位も調べないで電話をします。
「ホームページはお持ちですか?」
この質問をされると、問い合わせフォームに関係のない営業の書き込みをされた時と同じガッカリが生まれます。
そして少し腹が立ちます。
営業というのは、相手の利益になることを探して提案することだろうと思います。
問い合わせフォームは「問い合わせ」を書いてもらいたいと思って作っています。
どんな内容のものでも「問い合わせ」でなければ、関係のない内容です。
ダイレクトメールを送り付けると、読んでもらえる確率が低いから、そういうことをするんだろうと思います。
でも、それは本末転倒。
相手の利益を考えていません。
ホームページの営業をするのなら、ホームページの有無、検索順位、見た目や文章の問題点などを調べてから連絡すべきでしょう。
整体院やサロンを開業したりオープンしたりして仕事を始めたら、宣伝や広告や営業が必要です。
でもそれは押し売りではありません。
相手の利益になるような内容を届けることです。
腰が痛い人に、腰が痛くなくなる整体をやっていることを知らせることです。
膝痛で歩くのが大変な人に、近くで膝痛が治せる整体師がいることを知らせることです。
そういう基本を忘れてしまうと、なんだか訳の分からないことをしてしまうので気を付けたいものです。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A愛知県名古屋市東区葵 3-14-20
teate@nifty.com
03-3922-7230
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自宅サロンで困ること
自宅でサロンを始めるのってどうなの!?
このところ整体やセラピーに限らず、自宅でサロンを始める人が増えています。
賃料がかからないし、子供や旦那さんのこともあるという女性が多いようです。
派遣や契約で仕事をしている人の場合は、休みの日や自分で都合が付けられるタイミングで出来るので、手軽に始められるということでしょう。
とは言え、困ることもあります。
第一は部屋です。
サロンとして使う部屋をどうするか。
完全にサロンとして使う部屋をつくるのか、普段は別のことに使う部屋をサロンとして使えるようにするのか。
整体や何らかのセラピーの場合は、普段別のことに使っている部屋は難しいかもしれません。
例えば書斎的な部屋なら可能かもしれませんけど、最近は書斎って部屋はないですよね。
物置のようになっている部屋も落ち着きません。
居間では騒がしいし、やっぱり何らか施術をするようなものの場合は、それ用の部屋が必要だろうと思います。
それ用の部屋が用意出来ない場合は、サロンとして使うときだけ見え方を変えます。
日常が見えすぎるものを別の部屋に移動するとか、大きな布をかけるとか。
整体やセラピーでなければ、専用の部屋を作らなくても大丈夫なことがあります。
コーナーのような場所でも良いし、ひょっとして居間で出来ることもあるかもしれません。
次に気になるのは、宣伝の時の住所です。
自宅の住所をホームページやSNSなどに載せるのは良くありません。
誰が見ているか分かりませんから。
自宅開業する場合、住所は所番地は載せないのが基本だと思います。
予約が決まった時に相手にお知らせすることになります。
看板などをどうするかという問題もあります。
自宅前に看板が出せれば良いですが、そうはいかない場合もあります。
その場合は小さな表札のようなものだけだすことになります。
誰でも来られるようにするかどうかの問題もあります。
女性の場合、女性専用にする方が安心です。
整体やセラピーやサロンの内容にもよりますが、自宅サロンに来てくれるのは、やはり女性が多いと思われます。
整体などの場合は、患者さん(お客さん)の割合は7:3で女性が多く来ています。
男性が多い整体院もありますが、やはり体のことを考えているのは女性が多いようです。
また女性専用でも紹介の場合は男性もOKなどにすることもできます。
女性専用にすると、サロンに来る女性が安心ということもあります。
来院される方を限定するのは気になる(来院数が減る?)という方もいますが、女性専用の場合は気にすることはありません。
男性でも女性でも構わないという場合でも、同居人が反対することもあるので、同居人との相談は事前に必要だと思います。
同居人がいる場合は、そもそも自宅でサロンをすることに反対かどうかも確認が必要です。
自宅サロンに誰かが来ている時、同居人は静かにしている必要があります。
時間帯や営業日なども合わせて話をすると良いでしょう。
最初にも書きましたが、自宅サロンは賃料がかからないこと、移動時間がないこと、すぐに日常に戻れること、空いている時間を利用できること、などから何かを始める時の最初には良いと思います。
平日の子供がいない時間帯だけとか、休日だけとか。
始められる時から始めて経験を積む。
その上でカルテが溜まり経験が増えてきたら、外の物件を借りることを考える。
外の物件が大変なら、レンタルサロンを借りて始めてみる。
そんな風に少しずつ進んでいける可能性もあります。
頑張りましょう。
てあて整体スクールでは生徒さんや卒業生の、個別の開業相談を受けています。(もちろん無料)
開業講座も必要な人が居る時には、授業とは他に無料で行っています。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
愛知県名古屋市東区葵 3-14-20-2F (1月授業 1/21-24)
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