指針整体の基本は養生(ケアとメンテ)
てあて整体スクールでは指針整体を教えています。
トントンと軽い刺激を全身の経絡に入れていく。
力を使わない。
押さない揉まない体重を掛けない整体です。
どうして押さないんでしょう。
筋肉を押したり揉んだりすれば柔らかくなります。
血流も良くなるし、痛みも軽くなるかもしれない。
なのに指針整体は指で押し込んだり揉んだりしません。
代わりにトントンと軽く指で体の上から刺激を入れます。
軽い刺激を全身にリズミカルに入れていくことで、患者さんの体が自ら変化します。
整体師の手指で柔らかくする部分もありますが、それよりも患者さん自身の体が血流や自律神経の働きで変化するのを促していると考えています。
血流が良くなると、筋肉中に溜まった疲労物質が流れます。
また、体の各部位に血液が酸素やエネルギーを運びます。
そのことで体の隅々の細胞の状態が良くなっていくと考えています。
痛みや体の重さやさまざまな症状は、体の各部位の細胞の状態が悪くなり、それぞれの器官がそれぞれの働きをしづらくなっているから起こります。
その細胞の状態を良くしてあげることで、それぞれの器官が元々の働きをしやすくする。
その事で体全体の状態が改善していく。
そのためのお膳立てをしているのが指針整体です。
強く押さないので、新たに疲労物質を作る事なく、筋肉にも負担を与えません。
また、リズミカルな刺激は自律神経を整えることを期待しています。
それが、養生=体のケアとメンテナンスにつながっていると思っています。
患者さんに負担が少なく
患者さんの状態を変えていく
整体師の力づくではなく
患者さん自身の元々持っている力で変わる。
指針整体の基本はそういうところにあると考えています。