Co.山田うんダンスWSとバッドシェバ舞踊団GAGAとカンパニーデラシネラ・ライン稽古
久しぶりの森下スタジオでCo.山田うんダンスワークショップを受けて来ました。
内容的にはCo.山田うんのカンパニーレッスンだったようで、普段、カンパニーメンバーとやっている内容のようでした。
前半は仁田晶凱さんによるテクニックワークで、後半は山田うんさんによる即興ワークとなっていました。
前半は呼吸と体の動きから始まり、コンタクトを入れた動きにつながっていく。
具体的な動きそのものを指定されるのではなく、呼吸をしながら大きくなったり小さくなったりだとか、手で触れられている背中から腕に動きが広がっていくなどの、動きを創る時の設定が決められました。
1時間半くらい休みなく、設定が次々に変化し加わって、動きがつながっていきます。
山田さんが入って後半も、流れは止まることなく、動いている状態から、新たな設定が入って動きがつながるようなワークが始まります。
そのままずっと1時間。
合計で2時間半ほとんど動きは止まることなく、ゆっくり休憩という時間は殆どなく動き続けました。
個人的には動き続けられたことが先ずは収穫でした。
こんなふうに長時間動き続けることをしていなかったので、最初は少しぎこちないような、具体的な動きを作ろう作ろうとしてしまっていたが、アキヨシさんから自分の持っているメソッドを今は一旦手放していという声かけがあって、動きをつなげる中で、自分の身体から生まれる動きを見つけられるようになっていきました。
身体が解放されて動きが繋がって行くと、感情が出て来てしまい、感情に動きが左右されてしまうこともあります。
感情を表現するには、感情が噴出していては出来ないんだろうなと。
そして、まだ身体の中には悲しみや虚しさがかなり沈澱しているんだな、ということも確認しました。
受け終わって。
バッドシェバ舞踊団のGagaとカンパニーデラシネラのライン稽古を思い出しました。
Gagaはバッドシェバ舞踊団のオハッドナハリンが考案したワークのメソッドで、ダンスの前に行うエクササイズのようなリハビリも兼ねたものです。
2度ほど受けたことがあるが、閉じたスタジオの中で1時間超の時間、動き続けます。
動きはインストラクターのような人からの指示があり、骨盤を足の真上にしないように動かすだとか、体の中をボールが動いているだとか、鍋に入ってスパゲティになるだとか。
とにかく1時間超動き続け止まることがありません。
ルールは2つで1つは始まったら動き続けること、もう一つはもし止まってしまったらスタジオの外に出ること。
つまり、スタジオの中では止まっている人が一人もいないことになります。
ライン稽古はカンパニーデラシネらのワークショップで受けた練習です。
身体のトレーニングの一環として行われていたが、スタジオを一方の端からもう一方の端に向かって、1本のラインを作るように動いていきます。
動きは具体的に指定され、つま先立ちで綱渡をするだとか、ステップを踏んでパドブレするだとか、腕を大きく振りかぶって踏み込むだとか、単純だけど体力を使ったり神経を使うような動きが続きます。
そしてこれも1時間動き続けステップを踏み続ける。
一方から反対の端までステップして終わると、すぐに戻って来て次の動きを始めることになります。
Co.山田うんWSもGagaもライン稽古も、動き出したら1時間以上動きを止めないというところが似ていると思う。
動きを止めないで1時間くらい動いていると、自分でコントロール出来なくなってくるし、コントロールしないで良いような指示が来る。
それが自分の身体に戻ってくるようで、自分の身体の中にあるものを引きずり出すようで、ダンス表現で身体表現をする時に、必要な準備となるんだろうかと思った。
そしてその上とても良いトレーニングになる。
心肺機能も上がるし筋力的なトレーニングにもなるし、ダンス的なトレーニングでもあるし、自分の癖を知ることにもなる。
面白かった。

【 IN.C 】 Co.山田うん
昨夜、青山にあるスパイラルホールでCo.山田うんの【In.C】という作品をみた。
ダンス作品です。
夜に青山や原宿あたりを歩くことがないので、お上りさん状態で表参道を歩いて行きました。
スパイラルは以前も山田さんの作品(ソロ)を観た劇場で、大きさがちょうど良い観やすい劇場です。
開演10分くらい前から舞台上に小装置を持ったダンサーが登場を始めます。
動きがスローモーションというか、動きがかなり細かく刻まれ、刻まれた動きを正確に再現しているようなイメージ。
何人かが順々にバラバラに同調しながら別々に登場しては小装置と共に板に付きます。
そして開演です。
内容は圧巻。
もう圧巻の言葉しか思い浮かばないくらい圧巻。
凄くすごくて凄すきます。
よく60分動きっぱなしと表現されることがありますが、まさに動きっぱなし。
止まらない事に意味があり、続く事に意味があり、同時多発に意味があり、重なる事に重ならない事に意味があり、砕ける事に意味があり、晴れる事に曇る事に泣く事に笑う事に意味がある。
いや意味ではないのか。
いややっぱり意味なのか。
生きていることが自ずと自然に知らず知らずに想起される。
そう言えば、途中一瞬だけ705Moving Coの”Cell”を思い出す瞬間があった。
あの作品も生きていること生命活動そのものを俯瞰して表現していたように思い出した。
年の瀬に見られて良かった。
お疲れ様でした。
ありがとうございます。
ところで今回の【In.C】はつい最近、令和4年度(第77回)文化庁芸術祭 舞踊部門 関東参加の部において優秀賞を受賞されたそうです。
おめでとうございます。
本当によかった。





